眼精疲労に対して、鍼灸治療は目の疲れや関連症状を緩和する効果が期待できます。
デジタル機器をよく使う方など、目を酷使する方にとって、非常に有効です。

眼精疲労とは

眼精疲労は、目の使いすぎやストレスなどが原因で起こる疲れ目の状態です。
以下のような症状が現れることがあります。

  • 目の疲れや痛み

  • かすみ目や視力の低下

  • 充血や乾き

  • 頭痛や肩こり

  • めまいや吐き気

鍼灸治療の効果

1. 血行促進

  • 鍼灸は、目の周辺や首・肩の血流を改善し、疲労物質の排出を促します。

  • これにより、目の疲れや充血が軽減されます。

2. 筋肉の緊張緩和

  • 目の周りの筋肉や首・肩の緊張を和らげ、コリや痛みを緩和します。

  • 特に、パソコンやスマートフォンの使用による眼精疲労に有効です。

3. 自律神経の調整

  • 鍼灸は、自律神経のバランスを整え、ストレスによる眼精疲労を軽減します。

  • リラックス効果により、全身の疲れも和らぎます。

4. ドライアイの改善

  • 鍼灸は、涙の分泌を促進し、ドライアイによる目の乾きや不快感を緩和します。

5. エビデンス

  • 2016年の研究(Journal of Acupuncture and Meridian Studies)では、鍼灸が眼精疲労の症状改善に有効であることが示されています。

  • その他の研究でも、鍼灸が目の周辺の血流を改善し、疲労を軽減する効果が報告されています。

6. メリット

  • 薬物療法と比べて副作用が少なく、体に優しい治療法です。

  • 眼精疲労だけでなく、頭痛や肩こりなど、他の不調も同時に改善されることがあります。

鍼灸治療のポイント

  • ツボの例
    ・攅竹(さんちく):眉頭にあるツボで、目の疲れや頭痛を緩和。
    ・太陽(たいよう):こめかみにあるツボで、目の充血や疲れに効果的。
    ・風池(ふうち):首の後ろにあるツボで、首・肩のコリや眼精疲労を改善。
    ・合谷(ごうこく):手の甲にあるツボで、全身の疲れやストレスを緩和。

  • 生活習慣の改善
    鍼灸と併せて、以下の点に注意することが重要です。

    • 適度な休憩を取る(20分ごとに20秒遠くを見る「20-20-20ルール」など)。

    • ディスプレイの明るさや姿勢を調整する。

    • 十分な睡眠と栄養を取る