股関節の痛みと鍼灸治療
股関節の痛みは、歩行や日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
鍼灸は、痛みの緩和や機能改善に効果的な治療法の一つです。
股関節痛の主な原因
- 変形性股関節症(加齢・先天性臼蓋形成不全による軟骨の摩耗)
- 関節炎(リウマチ・感染症など)
- 筋肉・腱の障害(股関節周囲炎、腸腰筋炎、臀筋の緊張)
- 坐骨神経痛(腰部から関連痛が生じる場合)
- スポーツ障害(ランニング、サッカーなどによるオーバーユース)
鍼灸が股関節痛に効果的な理由
1. 疼痛緩和(鎮痛作用)
- 鍼刺激が脳に伝わり、エンドルフィン(鎮痛物質)の分泌を促進。
- 炎症を抑える効果も期待できます。
2. 血流改善と筋肉の緊張緩和
- 股関節周辺の筋肉(腸腰筋、臀筋、大腿四頭筋など)のコリや硬結をほぐし、可動域を広げます。
- 冷えやむくみがある場合にも有効です。
3. 自律神経の調整
- ストレスや疲労からくる慢性的な痛みを軽減。
4. 西洋医学との併用可能
- 手術や薬物療法が難しい場合や、リハビリの補助としても活用されます。
鍼灸治療の流れ(目安)
- 問診・検査:痛みの原因(筋肉・神経・関節など)を特定。
- ツボ選定:股関節周辺+全身のバランスを考慮して施術。
- 鍼刺激:痛みの程度に合わせて、深さや刺激量を調整。
- お灸や低周波鍼:慢性痛には温熱療法を併用することも。
- 生活指導:ストレッチや姿勢改善のアドバイスを行う場合も。
治療頻度:
- 急性痛 → 週2~3回
- 慢性痛 → 週1回~月2回(症状により調整)
鍼灸以外のセルフケア
- ストレッチ(腸腰筋・梨状筋のストレッチ)
- 温熱療法(湯船で温める、カイロを使う)
- 体重管理(肥満は股関節への負担増大の原因)
⚠ 注意点
- 激しい痛みや腫れがある場合、骨折や感染症の可能性もあるため、整形外科の受診を優先してください。
- リウマチや変形が進んでいる場合は、鍼灸だけでなく、リハビリや手術が必要なケースもあります。
まとめ
✅ 鍼灸は、股関節の痛みの緩和・血流改善・筋肉の緊張緩和に有効。
✅ 変形性股関節症・坐骨神経痛・スポーツ障害など幅広い原因に対応可能。
✅ ツボは「環跳(かんちょう)」「陽陵泉(ようりょうせん)」などが効果的。
✅ 生活習慣の改善(ストレッチ・体重管理)と組み合わせるとより効果的。
股関節の痛みでお悩みの方は、一度ご相談ください!