不妊症に対する鍼灸の利用は、近年注目を集めており、特に西洋医学の治療と併用して数多く行われています。
鍼灸は、東洋医学の理論に基づき、身体の気・血・水を整えることで、妊娠しやすい体づくりをサポートします。
当院でも開院以来、たくさんの不妊に悩む方が来院しており、妊娠・出産のご報告をいただいております。

鍼灸が不妊に効果的と考えられる理由

  1. 血流の改善
    鍼灸は、骨盤内の血流を促進し、子宮や卵巣の機能を向上させます。
    良好な血流は、卵子の質や子宮内膜の厚さを改善させます。

  2. ホルモンバランスの調整
    鍼灸は、視床下部や下垂体に作用し、生殖ホルモン(FSH、LH、エストロゲン、プロゲステロンなど)の分泌を調整する効果があります。
    これにより、排卵障害や月経不順の改善が期待されます。

  3. ストレスの軽減
    不妊治療はストレスを伴うことが多く、ストレスはホルモンバランスや排卵に悪影響を及ぼすことがあります。
    鍼灸は、自律神経を整え、リラックス効果をもたらすことで、ストレスを軽減させます。

  4. 体外受精(IVF)の成功率向上
    鍼灸が体外受精(IVF)の成功率を高める可能性を示唆する研究があります。
    特に、胚移植前後の鍼灸治療が着床率や妊娠率を向上させるという報告があります。

不妊症に対する鍼灸のエビデンス

不妊症に対する鍼灸の効果について、いくつかの研究やメタ分析が行われています。以下に主要なエビデンスを紹介します。

1. 体外受精(IVF)の成功率向上

  • 研究例
    2008年に発表されたメタ分析(British Medical Journal)では、胚移植前後に鍼灸を受けたグループは、受けなかったグループに比べて妊娠率が向上したと報告されています。

    • 鍼灸が子宮の血流を改善し、子宮内膜の状態を整えることで、胚の着床を促進する効果が示唆されています。

2. 排卵障害や月経不順の改善

  • 研究例
    2017年のシステマティックレビュー(Journal of Acupuncture and Meridian Studies)では、鍼灸が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの排卵障害を改善する可能性があると報告されています。

    • 鍼灸がホルモンバランスを整え、排卵を促進する効果が示唆されています。

3. ストレス軽減と妊娠率

  • 研究例
    2015年の研究(Fertility and Sterility)では、鍼灸が不妊治療中のストレスを軽減し、妊娠率を向上させる可能性があると報告されています。

    • ストレスホルモン(コルチゾール)のレベルが低下し、リラックス効果がもたらされると考えられています。

4. 男性不妊への効果

  • 研究例
    鍼灸は男性不妊にも効果的であるとする研究があります。特に、精子の運動率や質を改善する可能性が報告されています。

鍼灸治療のアプローチ

不妊症に対する鍼灸治療では、以下のようなアプローチを行います。

  1. 全身のバランス調整
    気や血流を整え、妊娠しやすい体づくりをサポートします。

  2. 特定のツボへの刺激
    不妊に関連するツボ(三陰交、関元など)に鍼やお灸を施します。

  3. ストレス軽減
    自律神経を整え、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を抑制することで、リラックス効果をもたらします。

  4. 西洋医学との併用
    体外受精(IVF)や人工授精(IUI)などの治療と併用して、成功率を高めることを目指します。

 

鍼灸がIVFの成功率を向上させたとする研究

2002年のパイロット研究(Paulus et al.)

  • 内容
    ドイツで行われたこの研究では、胚移植の直前に鍼灸を受けたグループは、受けなかったグループに比べて妊娠率が有意に高かったと報告されています。

    • 鍼灸グループの妊娠率:42.5%

    • 対照グループの妊娠率:26.3%

  • メカニズム
    鍼灸が子宮の血流を改善し、子宮内膜の状態を整えることで、胚の着床を促進したと考えられています。

2006年の研究(Westergaard et al.)

  • 内容
    デンマークで行われたこの研究では、胚移植前後に鍼灸を受けたグループは、受けなかったグループに比べて臨床妊娠率が高かったと報告されています。

    • 鍼灸グループの妊娠率:39%

    • 対照グループの妊娠率:26%

  • メカニズム
    鍼灸が自律神経を整え、ストレスを軽減することで、妊娠率が向上した可能性が示唆されています。

鍼灸のタイミングと効果

鍼灸の効果は、IVF治療のどの段階で行うかによっても異なるとされています。

  • 胚移植前
    子宮の血流を改善し、子宮内膜の状態を整えることで、着床率を高める可能性があります。

  • 胚移植後
    ストレスを軽減し、リラックス効果をもたらすことで、妊娠率を向上させる可能性があります。

  • 卵巣刺激中
    卵巣の血流を改善し、卵子の質を向上させる可能性があります。

不妊で悩む方で、男女ともに鍼灸を選択される方が増えています。
仕事が一番忙しい時期と子供が欲しい時期は重なりますので、毎日の適切な体調管理・ストレスコントロールを行い、心身ともに健康な状態で妊活に臨みたいですね。

当院はそんな皆様を全力でサポートいたします。
気になる方はぜひ一度ご連絡ください。

 

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