趣味
登山

高尾・奥多摩・丹沢・秩父など、日帰りで行くことのできる山に行くことが気分転換です

人の少ない山道を走ることもあります

ランニング

月間走行距離100〜200キロ程度 たまにフルマラソンも参加します

メインのランニングコースは隅田川テラス、木場公園、皇居外周

はり治療との出会い

初めてはり治療を受けたのは、大学に進んですぐの頃でした。

高校から大学までの7年間、陸上競技部で長距離の練習に打ち込んでいました。

大学に入ると練習がより本格的になり、入学して間もなく膝にケガを負ったため、監督のすすめではり治療に通うようになりました。

そこで様々な種類の痛みを改善させたり、試合に向けたコンディション調整を行う鍼(はり)やお灸・マッサージなどの技術を目の当たりにして、次第に興味を持つようになりました。

大学卒業後は一般企業に就職し、一旦はスポーツから離れ仕事を中心とした生活を送っていました。

そんな生活を送る中、ある日の倉庫作業中にぎっくり腰になってしまいました。

当時は腰を酷使する仕事のため退職せざるを得なくなり、治療のため再び鍼治療を受けるようになりました。

ホリスティック医学への興味、鍼灸学校への入学、中医師のもとで修行

その頃たまたま読書や講演会などを通じて、東洋思想・ホリスティック医学・ヨガなど、症状だけではなく身体全体を見て健康を手に入れていく考え方に強い共感を感じるようになりました。

腰痛が落ち着いてからは、インドへ本場のヨガを勉強しに行ったりもしました。

そのような経験と学生時代の陸上競技生活・ぎっくり腰で鍼灸治療に通った日々、自分の中で全てが一つにつながったことを感じました。

洋医学のことをもっと勉強して、西洋医学の病院とは違う方法で人々の健康な生活に役立つことがしたいと思い、鍼灸専門学校へ入学しました。

専門学校時代は東洋医学だけではなく、西洋医学の知識にもたくさん触れ、人体に対しての興味がさらに深まり、先生方の授業から得られる知識を夢中になって吸収しました。

また同時に、学校の外で行われるスポーツトレーナーや中医学といった臨床家の先生たちの勉強会にも積極的に出席しました。

専門学校を卒業し国家資格を取得した後は、杉並区の久我山で中国医師の資格を持つ冷鉄軍氏の運営する健康堂鍼灸院整骨院に就職し、東洋医学と西洋医学の両面を生かした治療アプローチを学び始めました。

 

椎間板ヘルニアを経験、自分の体を通して体への理解を深める

指名担当の患者様も少しづつ定着し、多忙な一週間を終えた週末、悲劇は突然訪れました。

サラリーマン時代に退職のきっかけとなった腰痛が再び発生したのです。それも以前より深刻な状態で。

MRI検査の結果「腰椎4番・5番の間で起こった椎間板ヘルニア」と診断されました。

身体を少し動かしても激痛が走るような状態で仕事も休まざるを得なくなり、治療家として痛みを解決するはずの自分が患者の立場を経験することになりました。

痛みがどこから来ているのか?自分はこれからどうなってしまうのか?いつになったら仕事に復帰できるのか?患者さんの多くが切実に感じることを身に染みて体感することができました。

一方で様々な治療法がある中で自分の痛みタイプに効果的な方法はどれか?痛みがあるときにしてほしい事・してほしくないこと。痛みが軽くなった時に心も軽くなる事。

自分の身体をもって痛みのつらさ・治癒への過程を体感できたことで、治療家としての大きな経験値を得ることができたと思います。

復帰後ほどなく、副院長として院の運営や人材育成を一通り任されるようになりました。

 

r0002774自らの治療の幅も試行錯誤を経て少しづつ広げていきました。

自分と同じように腰痛で苦しんでいる方、長時間のデスクワークによる首・肩の痛み、趣味で行うスポーツをいつまでも楽しめる体づくりのサポート。

不妊で悩む方・自律神経のアンバランス・耳鳴りめまい・ガンなど重篤疾患の方が病院治療に臨むためのコンデイション維持。

のべ治療人数1万5000人以上、8割以上が指名の患者さまでした。

多くの方と信頼関係を築くことができたことが、私にとって大きな財産となりました。

独立・開業

東京を代表するオフィス街である日本橋人形町で、長時間に及ぶデスクワークにより陥った腰痛、また首や肩・背中の痛み・頭痛などに悩む社会人のサポートを行うのが私の目標です。

仕事が忙しく自分の体のケアが後回しになってしまうことは、自分も経験していることなのでよくわかります。

でも本当にひどい状態になる前に気づいて対処できたら、深刻な状況をかなりの割合で回避できると思います。

また病院に行くほどではないけどすごく疲れている状態、なんとなく集中できないなどの病気になる前の段階でケアをすることで、普段の仕事の質も向上していくと思います。

他にも、退職した後も心と体が若くありたい方への健康維持増進、身体が若者から壮年期へ変化する時期に遭遇する悩み、妊娠された方の多くが悩む腰痛・肩の痛み・足のむくみ。

こうした悩みに対して真摯に向き合える場所がこれからもっと必要になり、そうしたニーズに応えられるような治療院となることを目標に、2016年11月人形町いとう治療院を開院しました。

これまで経験したことを基に、これからも「患者さんから学ばせていただく」という謙虚な姿勢を忘れず、全力で皆様の健康をサポートしていきます。

これからもよろしくお願いします。

 

 

伊藤賢一