2018年「中央区区民スポーツの日」10キロの部にて
私とランニング
高校から大学までの7年間を陸上部に在籍し、長距離を専門に競技に打ち込んでいました。
選手として華々しい成果を上げることは叶いませんでしたが、現在の仕事にも役立っている事が多く、とても実りのある経験だったと振り返って感じています。
22歳で大学を卒業してからは、しばらくランニングから遠ざかっていましたが、30歳を過ぎた頃から少しづつ走ることを再開し、2016年に当院を開院してからは市民マラソンなどにも参加しています。
ランニング障害について
長距離のランニング動作では、小さな負荷が繰り返し身体の組織にかかるのが特徴的です。
ランニングウォッチなどで計測すると、フルマラソンでは一度に4万歩以上行っています。
日常の10キロ弱のランニングでも8000歩前後になり、月間の走行距離が多くなればなるほど当然ながらその負荷は強まります。
月間走行距離が200キロを超え始めると、ランニングによる運動機能障害の確率が急速に高まると言われています。
(出典 https://x.com「助野太郎 | 臨床のための役立ち情報」より)
私自身や周囲の数多くのランナーを見てきた経験から、負傷した組織を修復するためには、外からどんな刺激や操作を加えたところで急激に治ることは難しく、損傷した部位の自然な回復を手助けするために、過緊張している筋肉などを緩めることが大切だと感じています。
そのためには場合によっては走ることを一度中止する必要がある場合も多く、狙っているレースを直前に控えていたりする場合は市民ランナーでさえも重い決断を迫られることも起こり得ます。
私自身がランニングを嗜むので、その辺りの気持ちもある程度理解できると思っています。
一方で、筋肉の硬さが影響している場合は、走りながら少しづつ治していくケースも多々あります。
まずは一旦、客観的な視点で現状を把握することから始めることを推奨しています。
コンディション調整について
現時点で痛みのある部位はないが、将来的な怪我・故障の予防。
疲労の早期回復。ターゲットレースに向けてのコンディション調整にも、鍼灸治療は効果があります。
調子良く練習が詰めている時こそ、身体の各組織には負荷が蓄積している事が予想されますし、内臓機能などにも疲労の影響が色濃く出てくるケースがあります。
鍼灸治療は多くのハイレベルなアスリートが取り入れていることから、スポーツの現場では非常に一般的なコンディション調整の選択肢になっています。
長くスポーツを続けていくためには、できるだけ痛みが少なく、自分自身のポテンシャルを最大限に発揮していきたいですよね。私自身も常日頃思い願っている事です。
定期的なケア・メンテナンスに鍼灸治療をぜひ取り入れましょう!
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