鍼灸を受診する方の中で、非常に多い訴えが婦人科における悩みです。
当院は女性の来院が全体のおよそ7割で、婦人科の悩みを持つ方も数多く来院されています。
訴えの多い症状
月経周期の乱れ・月経痛
PMS(月経前症候群)
不妊
妊娠・出産に関わる体調変化
更年期障害
女性のライフステージ
婦人科疾患には女性ホルモンの分泌が深く関与します。
女性ホルモンには、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。
【若年期 10〜20代前半】
まだホルモン分泌が安定せず、月経が定期的に訪れなかったり、月経時に強い痛みを伴う月経困難症に悩まれる方も多いです。
中には通勤や通学といった日常生活に支障をきたすほどのケースも散見され、将来の健康を見据えて早めに対処が必要です。
【成人的 20代中後半〜40代前半】
ホルモンのバランスが安定して、以前は崩れがちだった月経のリズムが正常になったという方も多い年代です。
この世代では、仕事で責任ある立場に立ったり、結婚や出産など家族形態が劇的に変わるなどの大きなライフイベントもやってきます。
一方で、ストレスのある環境が続き、望んでも妊娠がなかなか叶わない不妊症に悩まされる方や、月経前に気分がすごく落ち込んだり体調が悪くなる月経前症候群に悩まされる方が多いのもこの世代の特徴です。
【壮年期 40代後半〜60代】
次の世代を育てていくことに関心が向く年代ですが、女性の体内では徐々に閉経に向けて準備されていきます。
閉経前後の10年間は「更年期」と呼ばれますが、その訪れは人によって様々で、実際には後になって閉経してから判明する期間です。(例;仮に50歳で閉経した場合、45〜55歳の10年間が更年期となります)
卵巣の機能は終わりを告げ、女性ホルモンの分泌が減ることにより、これまでに経験したことのなかった体調の変化を経験される方が多く、その症状も多種多様です。
【閉経後 70代以降】
高齢家族の介護だったり、仕事を継続されている方も多い世代です。
婦人科疾患としては扱われませんが、女性ホルモンが分泌されなくなることによって、カルシウムの吸収が悪くなり、骨が脆くなる骨粗鬆症に悩まされる方が多く見られます。
また股関節や膝関節など、体重のかかる関節を、筋力が低下することで支え続けることに負荷がかかり、変形性の関節症に悩ませるケースも多いです。
治療方針
ことほど作用に、婦人科疾患には女性ホルモンの分泌が深く関与しており、ホルモンの調節は脳にある視床下部と下垂体が関わっています。
鍼と灸で自律神経の調整をして、正常なホルモンのバランスにすることが目的です。
自律神経のバランスを整える
自律神経は血管や内臓の動き、消化液やホルモン分泌など、無意識のうちに身体の働きを支えています。
バランスが崩れると、動悸がしたり眠れなくなるなど、人によって異なる様々な症状が出現します。
鍼や灸で身体の緊張を取り除き、神経を介した反射(体性ー自律神経反射)を利用することで、自律神経のバランスを整えます。
また頭部に対する手技的アプローチ(クラニオレイクラルセラピー)も、鍼と併用して取り入れることで相乗効果を引き出します。
鍼灸治療を受けるとどうなる?
身体がポカポカ温まったり、眠気や気怠さを感じる反応が頻繁に見られます。
自律神経の副交感神経の活動が高まった影響と考えられます。
施術を受けた当日は仕事や運動は控えめにして、身体をよく休めてください。
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