鍼灸を受診する方の中で、非常に多い訴えが婦人科における悩みです。
当院は女性が全体の7割で、婦人科の悩みを持つ方も数多く来院されています。
訴えの多い症状
月経周期の乱れ・月経痛
PMS(月経前症候群)
不妊
妊娠・出産に関わる体調変化
更年期障害
治療方針
婦人科疾患は女性ホルモンとその分泌を調節する自律神経が深く関与します。
女性ホルモンには、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。
ホルモンの調節は、脳にある視床下部と下垂体が関わっています。
鍼灸で自律神経の調整をして、正常なホルモンのバランスにすることが目的です。
自律神経のバランスを整える
自律神経は血管や内臓の動き、消化液やホルモン分泌など、無意識のうちに身体の働きを支えています。
バランスが崩れると、動悸がしたり眠れなくなるなど、人によって異なる様々な症状が出現します。
鍼や灸で身体の緊張を取り除き、神経を介した反射(体性ー自律神経反射)を利用することで、自律神経のバランスを整えます。
鍼灸治療を受けるとどうなる?
身体がポカポカ温まったり、眠気や気怠さを感じる反応が頻繁に見られます。
自律神経の副交感神経の活動が高まった影響と考えられます。
施術を受けた当日は仕事や運動は控えめにして、身体をよく休めてください。