鍼灸治療は何時頃に受けるのがベスト？

先日ご来院の方との会話で、

「鍼灸治療を受けた後すごく眠たくなるから、夜の寝る前に受けると良いのかな？」

と聞かれました。

当院の平日の営業時間は10時から20時までなので、日常生活のどのタイミングに治療を組み入れるのがベストなのか、確かに考えますよね。

内臓機能など目に見えない体の働きを司る自律神経は、活動するときに働く交感神経とリラックスするときに働く副交感神経があります。

鍼灸治療ではこの二つの自律神経のうち、副交感神経の働きを活発にする事が知られています。

鍼灸治療を受けた後にだるくなったり、眠たく感じる方が多いのはこのためです。

朝起きて交感神経の緊張を高めて、夜にリラックスして休めるようにするためには、確かに夕方以降に鍼灸治療を受けた方がいいと言えなくもないと思われます。

ただ、私のこれまでの経験では、午前中に治療を受けることも決して悪くないと感じます。

皆さんそれぞれ生活のリズムがありますし、午前中に体のメンテナンスを済ませて、午後から夕方以降を有効に活用したいニーズは自然なことですよね。

個人的には、鍼灸の施術後はリラックスした体なので、あまり大きな予定は入れずにゆっくり過ごして欲しいなとは思っています。極端にじっとする必要はないと思いますが、普段の生活強度くらいで過ごせると良いかなと思います。

初診の時にも伝えていますが、激しい運動や多量の飲酒、サウナなどの大量の発汗は、施術の後は控えて欲しいと思います。

今日は関東地方で梅雨明けの報道が出ています。

コロナや手足口病といった感染症の流行もニュースで盛んに報道されていますし、私の周辺では熱中症の方の話も聞くようになりました。

疲れた体はできるだけ早めにメンテナンスをして、日常生活に支障がないように過ごしていただけたら幸いです。

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