日傘を使うことの健康効果について
遅ればせながら、日傘の力に気づきました
購入したのは昨年の梅雨明け。
あまりの強烈な日差しに慌てて注文したので、入荷まで一ヶ月待ちだったため、実際に使ったのは夏の後半という感じでしたが、今年は早い時期からフル活用しています。
これまで妻が使っていた日傘を一瞬持っててと言われた時に、薄々コレは良いな…と思っていたのですが、実際に自分のものとして使ってみてびっくり。
日差しの下を歩く時の負担がぐっと減り、身体がラクになったのをはっきり感じています。
特に今年のように気温が高く、日差しも強い日が続くと、帽子だけでは防ぎきれない暑さを感じることがあります。日傘はまさに「動く日陰」。
自分のペースで快適な空間を作れる感覚があり、ちょっとした外出でも疲れ方が違います。
日傘がもたらす健康へのメリット
紫外線対策
- 皮膚がんのリスク低減:日傘は物理的に紫外線を遮断するため、皮膚がんのリスクを低減します。
- 光老化の予防、目の保護:紫外線は、しわ、たるみ、シミなどの「光老化」と呼ばれる皮膚の老化現象を促進します。また、白内障や翼状片などの目の病気のリスクを高めます日傘を使うことで、これらの症状の進行を遅らせ、肌や目の健康を保つことができます。
熱中症対策
- 体感温度の低下: 日傘は直射日光を遮るため、頭部や顔への日差しを和らげ、体感温度を下げることができます。これにより、熱中症リスクの低減、疲労感の軽減が期待できます。
日傘の使用により頭部の体感温度が4~9℃、全身の体感温度が1~2℃低下するとされています(渡邊慎一ほか:日傘による体感温度低減効果の実証的研究,2015)
東洋医学的に見ても、意味がある
夏の強い日差しのもとでは、「暑邪(しょじゃ)」と呼ばれる邪気に体が襲われると言われます。
特に頭部に熱を持ちやすくなり、のぼせ・頭痛・集中力の低下などを招きがちです。
日傘は頭部を直接的な熱の影響から守るための有効な手段になります。
東洋医学では、「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という養生の考え方があります。
文字通り、頭部は涼しく・足元は温かく保つことで全身のバランスが整いやすくなるというものです。
直射日光を防ぐことで、暑さによって交感神経が過剰に働くのを抑え、副交感神経が優位になりやすい“リラックスモード”へ切り替える助けにもなります。
つまり日傘は東洋医学の視点から見ても、頭部への過剰な熱の蓄積を防ぐ、養生の道具とも言えるのです。
小さな工夫が、体調を左右することも
近年の夏場の異常な暑さは、なんとかして体力の消耗を最低限に抑えながら、体の健康を保ち、涼しい季節を待つという姿勢が取られるようになっています。
とくに忙しい毎日の中では、「ちょっとした疲れ」が知らないうちに積み重なり、熱中症などの不調のきっかけになります。
日傘を使うことで、そうした“無意識の消耗”を少しでも減らし、生活の質(QOL)を高める工夫をしましょう。
また、時間を作って、蓄積した疲労を低減させる鍼灸治療も行い、ともに暑い時期を乗り越えましょう!
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