冬の腰痛が増える理由と、ぎっくり腰を防ぐためのメンテナンス
こんにちは。人形町いとう治療院の伊藤です。
昨日から気温がぐっと下がり、冬が到来したなと実感しています。
毎年この時期になると「腰が重い」「立ち上がるときに痛む」といった相談が増えてきます。
すでに腰痛でご来院の方も増加傾向にあり、今回のブログでは冬の腰痛が増える理由とメンテナンスについてお伝えしたいと思います。
■ 冬になると腰痛が増えるのはなぜ?
寒さが深まると、筋肉がこわばり、血流も悪くなるため、腰痛が起きやすい季節と言われています。
実は私自身も、20代後半から30歳頃までの間、秋から冬へ季節が変わるタイミングでぎっくり腰を何度か繰り返した経験があります。
特に気温が急に下がる日や、仕事の疲労が蓄積した後の休日などは、ちょっとした動きで腰に激痛が走ることもありました。
その経験から「身体を冷やさないこと」と「日常生活で少しでも動く習慣を持つこと」「適切に疲労をコントロールすること」の大切さを強く実感しました。
■ 寒さが腰に与える影響
● 筋肉の緊張が高まりやすい
冷えると筋肉や筋膜の柔軟性が低下し、動きが硬くなります。
この状態で急に動くと、腰まわりの組織に負担がかかってぎっくり腰の引き金に。
● 血流が悪くなり疲労が蓄積しやすい
血流が滞ると、老廃物が溜まり痛みを感じやすくなります。
● 姿勢が悪くなりやすい
寒さで背中が丸くなる、防寒のために肩や腰に力が入る──
こうした小さな姿勢変化が積み重なると、腰への負荷はぐっと大きくなります。
■ 私自身が改善につながった習慣
学生時代の部活の反動で、20代は運動をしていなかったのが腰痛の原因では?と感じ、
繰り返すぎっくり腰に悩んでいた頃、取り入れたのがランニング(運動習慣)でした。
徐々に腰痛の頻度が減り、現在では強い痛みはほとんど出ず過ごせています。
今でもこの季節は腰に違和感が出ることがありますが、
「下半身が冷えてるな」「疲労が溜まっているな」「長く座りすぎているな」
など自分の身体のサインを見逃さないように気をつけています。
■ ぎっくり腰を防ぐために日常でできるセルフケア
ここからは、私が普段から患者さんにもお伝えしている“簡単で続けやすいケア”をご紹介します。
① 下半身を冷やさない
腰痛と冷えは密接に関係しています。
特に足先・足首・ふくらはぎは冷えやすく、ここが冷えると腰まわりもこわばりやすくなります。
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温かい靴下やレッグウォーマー
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湯船につかる習慣(そしてお風呂から出る時は、足の指の間までしっかりタオルで拭く!)
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朝晩の軽いストレッチ(夜は1日の疲労軽減とスムースな入眠、朝はウォーミングアップ)
などで、まずは「冷やさない工夫」を。
② 同じ姿勢を長時間続けない
デスクワークが中心の方ほど要注意です。
30分に一度は 立ち上がる・歩く・伸びをする などして、腰が固まらないようにしましょう。
③ 軽いウォーキングで股関節を動かす
股関節の動きが悪くなると腰にも悪影響が出ます。
痛みのない範囲で歩くことで、関節周辺の血流が良くなり、腰の負担は軽減されます。
「運動が苦手」という方でも、
1日10分だけ歩く
これでも腰の調子が変わってくることがあります。
■ 鍼灸で冬の腰痛を予防するという選択肢
筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善し、自律神経を整えていく鍼灸は、冬に悪化しやすい腰痛のケアと相性がとても良い施術です。
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動けないほどひどくなる前のケア
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重だるさや違和感の段階での調整
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冷えや自律神経の乱れが気になる方のメンテナンス
これらは早めに対処することで、結果的に強い痛みを防ぐことにつながります。
冬は腰痛が悪化しやすい季節ですが、
「冷えを防ぐ」「動く習慣をつける」「同じ姿勢を避ける」
といった小さな工夫で、ぎっくり腰のリスクを大きく減らすことができます。
そして、つらい痛みに発展する前に身体を整えることこそ、健康的に冬を乗り切るための一番のポイントです。
もし腰に違和感が出ている方や、過去にぎっくり腰を経験されて不安のある方は、早めにご相談ください。
冬の間も快適に過ごせるよう、しっかりサポートさせていただきます。
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