こんにちは。

梅雨も明けて連日30度越えの暑い日が続きますね。

みなさん「夏バテ」してませんか?

日本の高温多湿な真夏の環境では内臓機能が低下して、身体が活発でなくなりダルくなったり疲れが取れなかったりします。

私は夏場に冷たい飲み物を頻繁にとると、胃腸の働きが弱くなり胃が痛くなったりお腹が冷えたりします。

(その経験からも施術後にお出しするお茶は、キンキンに冷えたものではなく常温程度にしています)

 

先日アレルギー体質を改善させる目的ではりきゅう治療を受けている患者さんと、胃腸の働きが免疫と深く関係しているという話をする機会がありました。

花粉症やアトピー性皮膚炎・気管支喘息などに代表されるアレルギー疾患ですが、反応しなくてもいい物質(=抗原)に対して自分の免疫が過剰に反応して炎症反応を起こすことが共通しています。

「免疫力をあげましょう!」といったキャッチコピーもしばしば見受けられますが、免疫は低下したら大変なことになりますが過剰に反応しても自分自身を攻撃してしまうので、程よいバランスで働いてくれることが理想です。

 

一方で小腸には身体の7割ほどの免疫細胞や抗体が存在しているそうです。

人間は口からものを食べて小腸で栄養を吸収するので、摂取したものに付着した異物を排除する機能が発達しているのです。

小腸内の免疫機能(腸管免疫)がうまく働くためには、腸内に100兆個・1000種類以上生息する乳酸菌などの腸内細菌(腸内フローラ)が活発に働く必要があります。

キムチやお味噌などの発酵食品が注目されていますよね!

そしてバランス良く理想的な腸内フローラが形成されるためには、腸自体の働きがスムーズであることも大切なのです。

 

腸の働きを活性化させることについては、鍼灸が多いに役立てる分野です。(ここでようやく・・)

鍼灸を行うことで、腸の動きをつかさどる自律神経のバランス改善が期待できます。

自律神経とは自らの意思では動かすことができない神経で、内臓を動かす平滑筋や汗や涙を分泌する腺組織など身体中に分布しています。

胃腸の働きを改善させる鍼灸治療は古くから行われていて、胃腸に関係する経穴(ツボ)はとても多いです。

東洋医学では胃腸機能(=脾・胃のはたらき)が生きていくうえで基本となるとされ、

特に日本で発達した学派では、胃腸を整えることを治療の基本に据えるスタイルが散見されます。

松尾芭蕉が旅の途中でお灸を施したことで有名な「足三里」というツボも、胃腸治療の代表的なツボです。

ここにお灸や指圧をするとお腹がギュルギュルと動く方が大勢いらっしゃいます。

鍼灸治療をした後は食欲が活発になったり、胃の痛みが治まったりする事もよく経験しています。

 

もちろん食生活や十分な睡眠など、生活習慣が乱れている場合はそこを改善することは大前提となります。

不規則な生活を改めないで、鍼灸だけで問題を解決するというのはちょっと都合よすぎるかもしれませんね。

-個人的に私が気を付けていること-

連日の飲酒を避ける

寝る直前には食事をとらない(アルコールも)

氷の入った冷たいものを、勢いよく飲まない

胃が疲れているときは固形物を控えてスープなどにしておく

 

胃腸の弱い方、アレルギーの方で通院されている方も多くいらっしゃいます。

お悩みの方は当院までご相談ください。

 

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