今年は梅雨明けが観測史上最も早く、毎日厳しい暑さが続きますね。

岡山・広島・愛媛をはじめ、西日本では甚大な降雨被害が起こり、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方が一日も早く普段の日常を取り戻して頂きたいと思う気持ちです。

 

さて外は日差しも強いですが、皆さんは日焼け対策できていますか?

皮膚は身体を守る大切なバリアです。

普段はデスクワークなどで屋内にいる方が、休日などで急に日差しを浴びると、翌日になって肌がヒリヒリして大変なことになりますよね。

 

紫外線で皮膚が過剰なダメージを受けると、やけどと同じ症状になり、この状態をsunburnと呼びます。

日差しを浴びた当日はなんとか我慢できても、24時間ほどで炎症がピークになるので、翌日は我慢できないほどになるケースが多いです。

ヒリヒリした痛みが強く、水ぶくれができるような場合は、皮膚科を受診して症状を確認してもらうのが先決です。

病院に行くまでの間は、できるだけ水や氷のうなどで冷やすようにすると、炎症の悪循環を防ぐことができます。

 

紫外線を浴びることで、皮膚の細胞には二種類の損傷を与えます。

 

一つは遺伝子=DNA損傷

細胞の中にあるDNAは紫外線(特にUVB)を非常によく吸収します。

吸収するとらせん状の隣同士の塩基がくっついてしまい、細胞を修復するときにDNAが二つに分かれることができなくなります。

身体を修復するときの設計図がDNAですので、場合によっては修復過程を間違えて皮膚がんに移行することもあると指摘されています。

 

もう一つは活性酸素が作られることです。

紫外線(特にUVA)を吸収することで、皮膚の細胞・細胞外にある分子が活性酸素を作ります。

活性酸素は身体に酸化的な損傷を与えるもので、皮膚を錆びさせてしまいます。

このようなことが、皮膚にシワができる原因になります。

 

皮膚が修復されると、次の紫外線曝露に対して防御しようと、色素細胞からメラニンがたくさん作られます。

いわゆる小麦色の肌が出来上がるこの状態をsuntanと呼びます。

suntanだけ欲しい人は、紫外線の中でもUVAをあてる日焼けサロンに行くのですね。

ただし皮膚に傷害を与えているには変わりないので、シミやシワの原因にはなるので要注意です。

 

日焼け止めを塗ることや、長袖シャツや帽子をかぶることなどは当然ですが、それでもsunburnになってしまったら?

とにかく冷やして回復を待つことです。

キュウリやアロエをつける民間療法もありますが、剥がすときに皮膚も一緒に剥がれてしまうので、あまりお勧めできません。

皮膚は剥がさずになるべく残し、炎症を抑えるクリームなどを塗って回復を待つしかありません。

 

皮膚科でも相談に乗ってくれます。

ひふのクリニック 人形町

やかんで火傷をしたときにかかりましたが、とても丁寧で良いクリニックでした。

 

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